匠の技2

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「グレッチ G-4155」

 

まずは長年ライブを支えてくれたこの一台から。

 

 

もう15年くらいは経つかなぁ?ふと立ち寄った浅草のドラムシティで偶然発見したグレッチのスネア。誰かが売りに出したらしく、店の片隅に転がってました。特にビンテージって訳でもない、ごく普通の中古品だったんですが、試してみたらなかなかいい感じに鳴ってたので、そのまま買って帰りました。

たぶん製造は90年代とかかなぁ?塗装はニトロセルロースラッカーからポリエステルに変わった後なので、経年劣化も少ないです。なのでライブとかでガンガン使っても大丈夫な仕様。型番は「G-4155」で、深さは6インチハーフ、上下別々のセパレート10ラグです。金属パーツ類は今となっては貴重なアメリカ製。

 

 

各テンションボルトにナイロンワッシャーを追加してスナッピーをドイツ製にした以外はほとんど手を入れてません。でもさすがグレッチ、素晴らしい音抜けです。複数台グレッチのスネアは所有してきましたが、その中でもトップクラスの鳴りです。入手してからの10年ちょっと、ライブはこれ一台しか使いませんでした。さすがに酷使し過ぎだと思って別のグレッチやラディック、ソナーなんかにしてみたんですが、結局これに戻る(笑)。

 

 

ライブにおいては絶大な信頼感があるんですが、なぜかあまりレコーディングには登場しない(^^;

シェルの鳴りが強いので、スネアらしいバシャバシャした感じがちょっと薄い。なのでレコーディングではラディックがメインになっちゃうんですよね~。でも「鎌ヶ谷大仏」ではこれを使ってます。