匠の技2

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メインスネア「NOBLE&COOLEY」

 

ここ最近(2017年4月現在)のライブでのメインスネアはこれになってます。

 

 

 

「NOBLE&COOLEY」というアメリカのガレージメーカーのような感じですが、実は結構歴史のあるメーカーです。

ロックとかジャズよりも、クラシックの奏者に人気のあるスネアで、暴れる感じは少なく、ちょっと上品な印象。普通はプライウッドと呼ばれる薄い板を何枚か重ねてシェル(胴)を作りますが、これは単板を曲げて作ってあります。

 

 

 

厚みのある単板をただ曲げただけでは変形したり割れたりしやすいので、エッジ付近に「レインフォースメント」と呼ばれる補強材が取り付けられてます。

まぁ、ある程度時間が経てばこれも剥がれてきたりするんですけどね(笑)。素材は全て楽器ではお馴染みのメイプルです。

 

 

芯のあるミッドローも出るしアタックもはっきりしている、大音量でも埋もれない使いやすいスネアです。シェルの鳴りを殺さない場所に取り付けられたラグ、ストレイナーは重たいブラス製。

たぶんこれがいい具合に音を引き締めてくれてる感じ。

ダイキャストフープはグレッチに比べるとちょっと硬いかなぁ。アメリカ製だと思うけど、グレッチよりも金属の質がいいんだと思う(笑)。

 

 

スナッピーワイヤーはドイツ製、トップヘッドはREMOコーテッド・アンバサダーに交換してあります。だいぶ日焼けしてカラーが飛んできてますが、元々はもっと赤味が強かったはず。

ライブではすっかりメインになってますが、まだレコーディングでは使われてないですね~。

次回作には登場するかな?